デヴィッド・シルヴィアンの2枚組コンピレーション・アルバム、
「エヴリシング&ナッシング」。
ジャパン脱退後、独自の表現を追及してきたその耽美で深淵な音楽は、
生の根源を問うかのように、ゆっくりと心の奥底にまで入りこみ、
聴く者をとても心地よい世界へ誘ってくれる。
これはベスト盤ということもあり、アルバム自体の出来は、
前作の 「Dead Bees on a Cake 」 の方が目指すものが明確で、
より彼の世界にどっぷりと浸れるのだが、
このアルバムは、何と言ってもジャケットだ。
藤原新也がバリ島で撮った「マユゲ犬」。
この写真を一目見て気に入ってしまったデヴィッドが、
ぜひジャケットに使いたいと、直接藤原新也に電話したのだという。
眉毛を持った犬が、何か言いたげに
やさしい眼差しで、こちらを見つめている。
生あるもの同士の、不思議な繋がりを感じてしまう。
生の深淵を求め、表現をしてきた二人も、
また、どこかで繋がっていたのかもしれない。
ちなみにこの犬のことは、”マユゲ犬の伝説” と題して
「藤原悪魔」という本の中に書かれている。
・・・とても切ないお話です。
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「外世界」の何処と、どう繋がるのか・・・。極・私的な「内世界」のお話です。
by norazin
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